私達は過ぎ去ってしまった過去を悔んで
いつまでもいつまでもそれに固執し、憂鬱になることがありますね。

でも

どんなにクヨクヨ思い悩んだところで
いったん過ぎ去った過去の出来事を私達はどうすることもできません。

過去をいじりまわしてあれこれ考えても
私達は大切なエネルギーをムダに消費してしまうばかりです。

そしてその結果　落ち込みはますますひどくなり
みるみる気分は落ち込んでいきます。

また　

過去を変えようとするのが無理なのと同じように
他人を変えようとするのも　多くの場合　無理といっていいでしょう。

●上司のだれそれさんがこんなに口うるさくなければ…

●だれそれさんがもっと思いやりのある人ならいいのに…　　など

私達はとかく相手への不平不満を並べがちです。

しかし　

●ああなって欲しい

●こうあってくれたらいいのに

と　相手に期待をすればするほど　望みどおりにならない相手へのイライラが募って
心のエネルギーは消耗し、落ち込みはさらにひどくなるばかりです。

こういう場合は
相手を変えることはできないということを受け入れ
心のエネルギーをムダづかいしないことが落ち込みから抜け出す大切な一歩です。

また

過去や他人だけでなく、変えられない現実ということもあります。

例えば　

せっかく楽しみにしていた旅行なのに現地は雨。
そうすると憂鬱な気分になりがちです。

しかし　

これは変えられない現実です。
『変えられないものを変えよう』としてムダづかいをしているうちに
私達はひどく落ち込みます。

また、それだけではなくて
『変えられないことを変えよう』とすることにエネルギーを使うことで
『変えられることを変える』チャンスをすっかり逃しているのです。

『変えられることを変えるようにする』のであれば気分は向上します。

今、目の前にある現実の状況は変えられなくても
心の姿勢を柔軟にし、状況への自分の反応や行動、感情、考え方は
変えることは可能なのです。

現実の状況に対して

●どう対処するか
●どう反応するか
●どう行動するか

それは自由に選択することができるのです。

変えることができないことを受け入れて
『変えられることを変える』ということを学ぶと
自分の生き方をうまくコントロールすることができます。

自分の人生をコントロールするということは
気分の落ち込みからも自分を救ってくれます。

現在　自分が抱えている問題を見つめて

●変えられないことを変えようとしているのか

それとも

●変えられることを変える努力をしていないのか

直ちにチェックしてみてくださいね。


見つめなおせば　人生はどんどん開けていきますよ。




■過去と他人は変えられない！

過去や他人を変えることはできません。
変えられるのは何かに対する自分の反応だけ。

いくつかの反応の可能性もありますが
その中から　自分が得たい感情と照らし合わせて
どう反応するかは　自分次第なのです。　

生産性のないネガティブ思考だけは　絶対やめましょね。