資産運用を始める前に最低限必要なこと
資産運用を始めるには、まず投資資金を捻出し、
学んだ投資手法や考え方に基づいて投資行動を
行うことになります。
だが、多くの投資本や資産運用本では、
それよりも前にやらなければいけないことがあります。
それは、「最低2,3年は無収入でも暮らしていける
生活資金を確保すること。」
しばらくの間収入がなくても暮らしていけるだけの
資金を持つことが大切なのだ。
これも一つのリスク管理です。
未来には何があるかわからない。
会社が倒産して失職するかもしれない。
大病を患い、仕事を辞めざるを
得なくなるかもしれない。
あるいは、このご時世であるから
リストラの対象とならないとも限らない。
そういう状況に陥ったときに、
当面の生活の心配をしなくてすむように、
2~3年暮らせる生活資金を投資資金とは
別に準備しておく必要があるのです。
では、1年分の生活資金とは
どれくらいの金額をさすのか?
注意してほしいのは年収に見合う分と
いうわけではないことです。
もちろん、年収分を積んでおけるなら
それに越したことはないが、
一般的に言って1年間の生活資金とは
年間の総支出額ということになる。
毎月の食費·住居費·光熱費·交通費·
レジャー費用などが30万円かかっている家庭なら、
年間の生活資金は< 30万円× 12カ月>で360万円
といぅことになる。
2年分なら720万円、3年分なら1080万円
ということになる。
くれぐれも投資は余裕資金で行ってください。
余裕資金とは生活資金を除いた資金ということです。
1000万円の銀行預金がある人が1000万円の貯蓄を
すべて投資につぎこんでし まうのは、
非常に危険な行為です。
これは基本中の基本です。
それすらもできないようなら、
投資を行うべきではありません。