投資で「失敗しない」ための鉄則

投資で「失敗しない」ための鉄則

大多数のお金持ち投資家の答えは共通していた。
れは、「損切りをきちんとすること」である。

「大きな損失を被る最大の原因は、
早めに損切りをしないからだ」。

損切りとは、損失が発生した場合、
ポジションを閉じて取引を終わらせることである。

ある銘柄を買っていたら損を承知で売り、
売っていたら買い、
取引を手じまいする。


プロのトレーダ
ーやベテランの個人投資家は、
損失を
拡大させないために、

一定のパーセンテージで損失が発生した場合、
自動的
に取引を終了する「ストップロス」の手法を
用いている。

初心者投資家や損ばかりしている投資家は、
この損切りができない

すぐに上がるはずだとわずかな望みに賭け、
期待通りにならないと、
売るタイミン
グを失ってしまう。

大幅に下げてしまうと、ここで取引を終了すると
大きな
損失を被ることになり、売るに売れなくなる。


そうやって売れずに残ってし
まった銘柄は「塩漬け」
と呼ばれ、再
び株価が買値を上回るまで
冬眠するこ
とになる。

運よく数週間や1、2カ月程度で株価が
持ち直せばまだいいが
場合によっては1年、
あるいは数年低
迷することもありえる。

そうなるとその間、その銘柄に投じた投資資金を
活用することができなくなる。

もし早めに損切りして最小の損失を受け入れて
いれば、その資金を新たな投資に
回して、
損を取り返すこともできたか
もしれないのである。

取り返しのつかない最悪のケースに陥る前に

最悪のケースは、買った銘柄を塩漬けにして
投資のタネ銭がなくなり、新
たな投資で挽回しようと
借金して突っ
込むことだ。

この時点ですでに冷静さを失っており、
正常な判断ができなく
なって
また負ける可能性が高くなる。

そうなると借金が借金を呼び、
破滅へ
の道をまっしぐらである。


現在、ネットトレーディングの機能
は充実しており、
○○円まで下がった
ら自動的に売り注文を出す

「逆指値注文(指定した価格より高くなったら
動的に買い、安くなったら売ること)」が使える。

こうした便利な機能があるのだから、
新規に銘柄を買うときは、
何%損失が出たら
損切りすると決めて
おき、

逆指値注文であらかじめ設定しておくべきだ。
損を確定させるのは痛い。


しかし、
そこで塩漬けになり、投資機会を失う
あるいは減ることのほうがもっと痛いはずだ。

そうならないためにも、損切りをしっかりと設定して、
怪我はかす
り傷程度に収めておくのが、
賢くお金
持ちになる一番大切なルールなのだ。